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#31

カビに負けない!徹底カビ対策

こんにちは、Good life magazineです。

梅雨時から夏にかけて、気になるのがカビの繁殖です。
知らないうちに、カビが生えていたなんて経験はありませんか?
そこで今回は、『徹底カビ対策』のご紹介です。

カビの種類と特徴

まずは、カビの基本知識を知りましょう。

そもそもカビって何?

カビは、微生物の一種である真菌というグループに属する糸状菌のことです。
意外かもしれませんが、キノコや酵母の仲間で、条件が整えばどんな場所でも発生するのが特徴です。
胞子が発芽して菌糸を伸ばし、菌糸体になります。
カビの色というのは、この胞子が充分に成長した時の色素によって、はじめて私達の目に見える状態になります。
カビの種類は今まで約5万種類が知られていて、湿度の高いところにだけカビが生えるわけではないことも知っておきましょう。

カビの色と種類を知ろう。

長雨対策

異常気象などで毎年違う住まいの環境を理解し、どう対策を考えるかが大切です。

自然環境にご注意!

多くのカビは湿度80%を超えると発生が著しくなります。
気象台データ等で日照時間を確認して自然環境に注意しましょう。

カビ対策は、空気のよどみを作らない対策が重要です。

●大掃除をする
年に2回は大掃除をしましょう。
カビの予防にもなり、既に発生したカビを、早期に発見、除去することも可能です。
ついでに、畳や家具の裏側に風を当てることもできます。

●台所、浴室は換気扇を使用する
調理する時は、必ず換気扇を回し、調理の水蒸気が室内に行かないようにします。
入浴後は、浴室が乾燥する4時間以上は換気扇を回しましょう。

●マンション等は設備を利用して
マンション等では、窓の換気小窓を開けて、24時間換気させます。
室内の空気を動かすことで、空気のよどみをなくすことができます。
風の通り道(入口と出口)を邪魔しないように家具を配置し、また、家具を壁から少し離したり、収納の扉を少し開け隙間を作ったりする工夫が、結露を防ぎ、カビの発生を抑えます。

●水を含んだものをたくさん置かない
洗濯物を家の中、特に畳や絨毯の部屋に干したり、観葉植物を多量に家の中に持ち込まないようにします。
室内湿度が高くなり、カビが生えやすくなります。

●物理的に除去する
長雨が続き外気の湿度も高い時は、エアコン(ドライ運転)や除湿器、市販の湿気取りなどで、強制的に除湿をすることも必要です。

湿度対策

基本的な湿気対策のいくつかをご紹介します。

湿度を一定に保つ

除湿器や空気清浄機の湿度計を目安に、部屋の湿度を一定に保ちましょう。
雨の多い時期などは湿度も一気に高くなるので、エアコンの除湿運転や換気扇を活用しましょう。

こまめに換気をする

部屋に湿気をこもらせないために1日に数回、30分程度は換気しましょう。
雨の日は外の湿気を部屋に入れてしまい逆効果なので、晴れた日に換気を。

除湿剤

押し入れやクローゼットに必須の除湿剤。梅雨時期は必ず入れておきましょう。
置き型の大容量タイプなどは持ちがいいのでお勧めです。

除湿機

強制的に湿気を取る効果的なアイテム、除湿機。
梅雨時期はより強い除湿機能が必要になるので、部屋の面積よりも広い除湿可能面積のタイプや、梅雨時期対応の高性能タイプを選ぶと安心です。

木炭

木炭は表面にある無数の小さい孔(穴)に吸着させて湿気だけでなく臭いも取り除いてくれるので一石二鳥です。
半月に一回程度木炭を洗って、晴れた日に天日干しすれば繰り返し使う事が出来るので、除湿剤をいくつも買うより経済的で家計にもやさしいです。

結露を拭く

窓に付着した結露は、乾いた雑巾などでこまめに拭き取ります。
特に窓の湿気は窓の桟やカーテンのカビの原因になるので、日頃からの注意が必要です。

除湿機の選び方

快適に過ごすために特に効果的なのが除湿器です。

除湿方式の違い

●コンプレッサー方式は、梅雨~夏に威力を発揮
コンプレッサー方式は、エアコンと同じで、冷却機で除湿をします。
消費電力は小さいですが、コンプレッサーのため振動音がやや大きいです。
室温上昇が1~2℃程度で、除湿量も多く広い部屋向きで、梅雨から夏場の蒸し暑さ対策としておすすめです。

●デシカント(ゼオライト)方式は、冬におすすめ
吸湿剤で除湿するデシカント方式は、ヒーターが発熱するため室温が3~8℃程度上昇します。
そのため夏より冬の結露対策におすすめです。
ヒーター使用のため消費電力が大きいのですが、軽量コンパクトで静か、結露が付きやすい寝室などの使用に有効です。

●両方を兼ね備えた、ハイブリッド方式
メーカーによっては、デシカント方式とコンプレッサー方式を組み合わせたハイブリッド方式が出ています。
パワフルで安定しています。
1年中使いたい方にはおすすめですが、その分価格も高く、大きさも大きくなります。

電気代について

除湿器の電気代の目安は、1kW当たり約24円で計算した場合、適用面積の狭い小型機種でも200Wは消費するので、
1時間当たり約4.8円の電気代がかかります。
コンプレッサー方式とデシカント方式では1:1.5でデシカント方式の方が電力は使いますが、それでもコンプレッサー方式は冬場に弱いのでデシカント方式をおすすめします。

いかがだったでしょうか?
今年こそはカビを発生させない!
徹底的なカビ対策でジメジメした季節を快適に過ごしましょう!

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