くらしのコツ
手軽に模様替え
こんにちは、Good life magazineです。
お部屋の雰囲気を変えたい。だけど大々的な模様替えは手間が大変!そこで今回は、手軽にできる模様替えをご紹介します。
布を使った模様替え
布は、模様替えの主役にも脇役にもなる活用範囲の広いアイテムです。コットン、リネン、レース、キルト、染物、織物など布にはいろいろなバリエーションがあり、飾る、覆う、仕切る、敷く、隠すなど自由な発想でお部屋のセンスアップに役立ててみてはいかがでしょう。
飾る
お気に入りの布をタペストリーとして壁などに飾ると、部屋の雰囲気がぐっと変わります。色や素材を変えることで季節感をだすのもおすすめです。また、気に入った布や手ぬぐいをファブリックパネル(木製のパネルに布を貼り付けたインテリア)にしたり額に入れて飾るとステキです。
覆う
ソファーのカバーとして大活躍する大きめの布をソファーやベッドのカバーとして用いると、部屋の雰囲気がガラリと変わります。大型家具はそうそう買い替えることができないので、布を全面に覆ったり、一部分覆ったりするなどして、イメージチェンジしましょう。
敷く
観葉植物や小物の引き立て役に小さな布を、小物や観葉植物などの下に敷くだけで、印象が変わります。飾る物と色柄や相性のよい布を選べば、見せ場がより引き立ちます。棚の上や、テーブルの上などに置くだけで、ちょっとしたアクセントになります。
仕切る
布をのれんやカーテンのように吊るせば、空間のしきりになります。特に、レースや紗織など、透ける素材は圧迫感がないのでおすすめです。
隠す
布を生活用品など隠したい物の上にかけるだけで、雑多な雰囲気が解消されます。部屋の色になじむ同系色の布を選べば、目立ちません。布にはふんわりとしたやわらかさがあるので、部屋にやさしい雰囲気を取り入れられます。
仕切りで過ごしやすく
「仕切り」にひと工夫して"涼"を感じるお部屋に。
光をほどよく遮る簾(すだれ)
簾は日差しを避けつつ風を通すという、夏にはもってこいのアイテムです。竹製や葦製のほか、最近はビニール製のものも登場しています。風流なインテリアとしても人気で、住宅が洋式化した現在でも簾は多く使われています。
ひと工夫
● 窓の外に外掛けする際は、窓から10センチほど離して垂らすと、窓との間に空気層ができるため、熱を遮る効果が生まれます。
● 窓辺に簾を立てかけて簾の蔭に照明を置きます。夜は簾越しにこぼれる光を楽しめます。
やわらかな光で部屋を包む障子
障子は木製の枠に薄い和紙を貼った建具で、屋内と屋外、または部屋を仕切ります。障子紙は吸湿性や断熱性が高いうえ、日光を柔らかく拡散させるので、自然な明るさをつくりだすことができます。
ひと工夫
● 障子紙を張り替える時、交互に小紋の色つき和紙に張り替えて色格子状にすると、部屋の雰囲気がガラリと変わります。葉っぱのすかし貼り等の柄物の格子張りも又、違った雰囲気が出ますよ。
涼を呼ぶ「仕切り」アイデア
衝立(ついたて)に布をかける
木製の衝立に薄い布をかけるだけで、簡単に仕切りはできます。衝立や屏風を置くスペースがなくても、細い丸棒に布を留めて上から吊せばできあがり。たった一枚の薄い布でも、部屋全体に与える影響は大きいものです。
ガーゼ地のカーテンに葉っぱを縫いつける
ガーゼ地のような薄い布地でカーテンを仕立て、葉っぱや市販の羽根を糸で縫いつけます。風にふわふわ揺れるカーテンが、部屋の空気をやわらかく、かつ爽やかに演出します。
ガラスの飾り玉を窓辺に吊り下げる
カーテンボールからクリスタル風のガラス玉を吊すと、窓から差し込む日光に反射する光を楽しめます。
仕切り感覚
西洋で「仕切る」とは、行き来することも、見ることも、音を聞くこともできない、いわゆる「遮断」された状態を表しますが、日本の場合はたとえ仕切っても、その隙間を行き来できるし、光や音、風の通りも共有できます。これは日本固有の生活様式です。襖や障子、格子、ついたて、のれんなどは、日本人の空間観から生み出されたアイテムなのです。
いかがだったでしょうか?
手軽に挑戦できるので、まずは家にあるもので試してみましょう。雰囲気をつかめたら、お気に入りの布を見つけるなど挑戦してみてはいかがでしょう。