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くらしのコツ
#25

プロに教わる大掃除術

こんにちは、Good life magazineです。

冬休みいかがお過ごしでしょうか。
普段の掃除ではなかなか手がまわらない部分や、気づいていたものの先送りしてきた部分などを、この機会に是非実践しましょう。
そこで今回は、『プロに教わる大掃除術』のご紹介です。

とっても簡単!すっきりキレイ!

ひと手間がポイント!
種類別に掃除方法をご紹介します。

ガスレンジ

ベタベタがすっきり快適に
まず、取り外しできる部品を外し、60~70度のお湯を準備。5~20倍に薄めたアルカリ性洗剤液につけ置き後、プラスチック製のヘラか金タワシで焦げ付きを落とします。傷が心配な場合は、クリームクレンザーをつけたスポンジでこすり洗いを。
がんこな汚れには、5~10倍に薄めたアルカリ性洗剤を塗り3分ほど時間を置き、プラスチック製のヘラか金タワシで少しずつ削り落とすとよいでしょう。
グリル内部は、乾いた雑巾か古布で汚れをこすり落とすように拭き、固く絞った雑巾で仕上げ拭きあげ完成です。

換気扇

油汚れがすっきりきれいに
手の保護のためゴム手袋をし、コンセントを抜いてから、羽、カバー、本体を外します。油汚れがこびりついた羽やカバーは、汚れをプラスチックのヘラでこそげ落とした後、10~20倍に薄めたアルカリ性洗剤を染み込ませたキッチンペーパーで湿布。しばらくしたらキッチンペーパーごとこそげ落とし、水で洗剤分を洗い流します。充分乾いたら、全体に潤滑剤を噴霧しましょう。

照明器具

掃除機をかけて拭き掃除を
いきなり水拭きをしてしまうと汚れを広げることになるので、電気を消してシェードを外し、安定した場所に下ろしてから、まず掃除機でホコリを吸い取りましょう。
プラスチックやガラスなど水拭きできる素材であれば、50~100倍に薄めたアルカリ性洗剤を含ませた雑巾で拭いた後、水拭き、から拭きで仕上げます。
布や紙など、水拭きできない素材の場合はハケを使ってホコリを落とします。
その時、重曹をふりかけてからはたくと思いのほかきれいになります。

天井

ペーパーモップでラクラク
約100倍に薄めたアルカリ性洗剤を雑巾に含ませ、ペーパーモップの先に取り付けて汚れを拭き取ると便利です。この時、雑巾は液ダレしない程度に軽く絞るのがポイント。洗剤分が残らないように水で絞った雑巾でよく拭き取り、最後に乾いた雑巾に替えて再度拭いたら仕上がりです。

事前に防ぐ

大掃除の中でも、難題なのがキッチンです。
コンロまわりのベタつきは特に気になります。
ベタつきのもとは、調理から出る油を含んだ蒸気。
換気扇をまわしているのに、なぜベタつくのでしょうか?

コンロまわりの油汚れを事前に防ぐ方法をご紹介します。

窓まわりピカピカ作戦

面積が大きいわりに見慣れてしまって意外と汚れに気づきにくい窓まわりをピカピカにします。

窓まわり徹底掃除

●まずは窓まわりを徹底チェック
年末の大掃除といえば「窓ふき」、と思い浮かべてしまうほど、窓まわりは普段のお掃除ではあまり手をかけられていないようです。
特にサッシの枠や溝は結構汚れているという方も多いのではないでしょうか。
一緒に網戸もきれいにすれば、外の景色も昨日とは違ったものに映りそうですね。
またカーテンも忘れてはいけません。
毎日開け閉めして手で触る上、部屋のほこりが付着して思っている以上に汚れています。
面積の大きな窓まわりを徹底的にきれいにすれば、お部屋もすっきり明るくなり、とても気持ちがいいですよ。

●スクイザーを使って窓掃除
窓掃除に大活躍してくれるのが、プロも使っている、あの車のワイパーのようなスクイザー。
正しい使い方はというと、まず窓用洗剤を窓ガラスに吹き付けて雑巾で磨き、次に水を霧吹きで吹き付けて全体を濡らし、スクイザーでぬぐい取ります。
スクイザーをかける手順は、窓の上の方からまず横に引き、それが下まで済んだら、仕上げは上から下へ縦にひきます。
スクイザーはひと拭きごとに雑巾で水分をぬぐうのが、きれいに仕上げるコツです。

●窓枠と溝のカビ・ホコリを一掃
サッシ窓の枠と溝掃除は、窓を取り外して行うのが一番ですが、難しいようなら片側ずつ動かしてきれいにします。
まずは汚れをよく観察してみて黒くなっているところがあれば、それはカビです。
エタノールかカビ用洗剤をスプレーして殺し、その後サッシ用のブラシか歯ブラシで掻き出します。
ガンコな汚れは布にクリームクレンザーをつけて擦り落とし、最後に水ぶきしてよく乾燥させます。

●網戸もさっときれいに
風雨や土ボコリにさらされている網戸はとても汚れています。
まずは裏側に新聞紙などをあてて、掃除機で全体のホコリを取ります。
その後取り外してお風呂場や屋外などで水をかけ、汚れを洗い流します。
洗うのが面倒くさいと思われる方は、雨の日に外に立てかけておくだけでもきれいになります。
すぐに乾くので、水気を切ってそのまま取りつけても大丈夫。
タオルなどで水気を取る場合はネットがゆるまないよう、両側から押さえるようにして拭き取ります。

●自分でカーテンを洗う
自宅でカーテンを洗う場合にまず確認しなければいけないのが、洗濯表示。水洗いできないものも多いので、その場合はクリーニング店へ。
まずは窓に掛かった状態のまま掃除機や粘着テープなどで表面のホコリを取り、カーテンをレールからはずします。
フックをはずしてヒダ状にたたみ、上から30センチくらいのところを紐などで縛ってから洗濯ネットへ。
水量はたっぷり、水流は弱く、すすぎはしっかりと、が基本です。
大きなものは浴槽で押し洗いするといいでしょう。
レースカーテンは水気を切ってそのままレールに掛け戻します。
ドレープカーテンは陰干しで半乾きにしてからレールへ。
レールにかけたら下から軽く引っ張り、手でシワをのばして乾燥させます。

いかがでしたでしょうか?
この機会に普段忘れがちな場所も徹底的に大掃除!
ピカピカできれいな家で新年をむかえましょう。

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