“ちょっと”たのしくなる
くらしのコツ
#10

ベランダに緑のある暮らし

こんにちは、Good life magazineです。

みなさま、ベランダをうまく活用出来ていますか?
洗濯物を干す場所としてだけ使っている方が多いのではないでしょうか。
それだけではもったいないので、少しだけでも植物を育ててみませんか?
今回は『ベランダに緑のある暮らし』のご提案です。

マンションでのガーデニング

マンションのベランダは、みんなの共用部分です。
落ち葉や土で排水溝をふさいで、ご近所に迷惑をかけないように対策するのはもちろん、強風で植物が飛ばされたりしないようにしっかり対策しましょう。
また、ベランダは「避難通路」になっている場合があり、お隣との「隔て板」や、下の階へ行くための「避難はしご」が設置されていることがあります。
災害時に避難の妨げとならないよう、植物の設置場所にも注意しましょう。
みんなでルールを守って楽しいガーデニングライフをおくりましょう。

ベランダの不利な条件をクリア!

ベランダの不利な条件をクリア!

植物を育てるにはやはり手入れが必要です。
養分や水は人の手でどうにかケアできますが、日光や温度は育てる場所で異なります。
限られた時間しか日が当たらない場所で育てるわけですから植物選びが大切です。
1日3時間ほどの日照があればコンテナガーデンは育てられます。
日が当たらない場合は、できるだけ日の当たる方へ移動させます。
北側のベランダなどでは、強い光を好まない植物にするといいでしょう。

西向きのベランダは強い西日がさし、植物が葉焼けや乾燥を起こしやすい場所。
対策としては、よしずや遮光ネットなどで日よけをすること。
コンクリートのベランダでは床面の熱によって植物が弱ることもあるので、ウッドパネルなどをひくのもいい方法です。

空間を利用して狭さを解消

空間を利用して狭さを解

庭のないマンションでは、植木鉢などに花や草木を植えたコンテナガーデンが便利。
ひと鉢からでも育てられ、動かしやすいため狭いベランダでも簡単にできます。
限られたスペースを生かすには飾り方を工夫するといいでしょう。
コンテナガーデンはさまざまな飾り方ができます。
たとえば、ハンギングバスケットのように吊るすタイプは壁や空間をうまく利用できます。
手すりがある場合、手すりにかけられるタイプにすれば高さが出て雰囲気が変ります。
立体的に植えると、見栄えがよくなるだけでなく、植物への日当りもよくなります。

ベランダガーデニングで注意すること

●土の流出・水やりについて コンテナには、必ず受け皿を置いて下さい。
手すりにかけてコンテナを使う時は、水がたれないように工夫するとよいでしょう。
排水口に台所用の排水ネットをつけ、土などの流出を防ぎます。

●温度について コンクリートの熱でコンテナが熱くならないように、ブロックやレンガを使ってコンテナの下に隙間を作る。
もしくは、木製の棚やウッドパネルの上に置くことをおすすめします。

●置く場所について 熱風が出るエアコンの室外機の前はさけるとよいでしょう。

●風対策について 風が強い場合は、防風網を使用しましょう。

ベランダ菜園でおいしい野菜づくり

限られたスペースでも簡単にできるベランダ菜園にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
ベランダ菜園でも、植える・育てる・収穫する喜びが味わえます。
もちろんおいしい野菜も味わえますよ。

サラダ野菜の寄せ植え

【1】
まず、20リットル以上の大きさのコンテナ(鉢)、市販されている培養土(排水性・保水性にすぐれたもの)、ゴロ土、鉢底網、それにサニーレタス、ロケット、葉ネギなどお好みの苗を用意します。
小さなベランダでは、生育期間の短い野菜や日当たりが悪くても育つ野菜が作りやすいです。

まず、20リットル以上の大きさのコンテナ(鉢)、市販されている培養土(排水性・保水性にすぐれたもの)、ゴロ土、鉢底網、それにサニーレタス、ロケット、葉ネギなどお好みの苗を用意します。

【2】
コンテナの穴に鉢底網を置きゴロ土を入れます。
ゴロ土は水はけをよくします。
そして、草丈の高いものから植える位置を決め、配置していきます。

コンテナの穴に鉢底網を置きゴロ土を入れます。

【3】
2~3センチほどウォータースペースを残し、株のまわりに土を足していきます。
この時、土は上から押さえつけてはいけません。
水をやり土を落ち着かせましょう。
追肥として、液体肥料などをやる場合は2週間に1度程度。
土が乾くと生育が悪くなるので、天気が良ければ、ほぼ毎日水やりをするよう心がけてください。

2~3センチほどウォータースペースを残し、株のまわりに土を足していきます。

【4】
約1ヶ月後、土が見えないほどに生育します。
そろそろ収穫の時期です。
サニーレタスは株ごと、ロケットや葉ネギは株ごとではなく外側の葉から収穫すると、次々に生えてきます。

約1ヶ月後、土が見えないほどに生育します。

ベランダでハーブ栽培

人気のハーブ栽培のススメです。

いろいろな使い方が楽しめるのがハーブの魅力

料理やお茶などに使われるハーブは香りを楽しむ方法も様々で、意外と活用範囲が広いもの。
摘んでコップに挿しておくだけでも部屋にやさしい雰囲気が広がります。
ハーブは比較的育てやすく増やすのも簡単。
鉢植えやコンテナに苗を植えるのが一般的ですが、マンションのベランダは風通しがよく乾燥しやすいので水やりをマメにしましょう。

いろいろな使い方が楽しめるのがハーブの魅力

インテリアの一部としてベランダもコーディネート

明るい陽の光とともに緑が目に映る窓越しの風景は、住む人の心と生活に温かさを与えてくれます。
だからこそ、自分流のレイアウトにも凝ってみたいもの。
ラティスを使ってハンギングバスケットにしたり、足つきのフレームラックなどを使えば高低のメリハリをつけられます。
また、ベランダにコーナーを設け、ウッドパネルや人工芝、レンガなどを敷いてプチガーデンをつくるのもオシャレです。

インテリアの一部としてベランダもコーディネート

冬でも楽しめるガーデニング

冬でも育てられる植物のご紹介です。

冬は葉物野菜が育てやすい

プランターなどを使って葉物の野菜を育てるには、まず発芽させることが大事です。
11月下旬(温暖地)でも、種をまいて水をやりラップをかけて保温すれば時間はかかりますが発芽します。
芽が出たら間引き後をめどにラップを外します。
春や夏に比べて育ちは遅いものの、病気や虫の害が少なく、水やりも少なくて済み、手入れが楽なのがこの時期です。
葉物野菜のミックス(芥子菜・小松菜など)などの種も売っているので、いろいろ選んでみてはいかがでしょうか。

冬は葉物野菜が育てやすい

寒さに強く冬に花をつけるパンジーやビオラ

冬植えるのにおすすめの花はパンジーとビオラです。
寒さに強く冬の間に花をつけます。
特に、パンジーは寒さにあたると根が発達し、春になると地上の葉や茎も一気に成長します。
また、ガーデンシクラメンも耐寒性があるのでベランダで育てられます。
プランターで育てる場合は、市販の培養土を使うと手軽です。
肥料を混ぜ込み、土の表面にたっぷりの水を。
年が明けて花が咲きはじめたら追肥をしましょう。
日当たりのよい所に置くと、順調に育ちます。

寒さに強く冬に花をつけるパンジーやビオラ

光りあふれるベランダは、心を豊かにするゆとりの空間です。
目にやさしい緑を取り入れるなど自分らしい使い方を考えたいですね。
室内から眺めるベランダを癒しの空間に変えてみましょう。

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