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くらしのコツ
#11

日々の対策!災害に備えよう

こんにちは、Good life magazineです。

みなさま災害対策はしていますか?
『いつかすればいい』と何の備えもしていない方も意外と多いのではないでしょうか?
そこで今回は、日頃から心掛けておくことや災害発生時の対処法『災害への備え』をご紹介いたします。

地震に備える

日本は世界でも有数の地震多発国です。
地震発生時の四大心得として『慌てない』、『身の安全を守る』、『火を消す』、『脱出口の確保』があげられます。
地震時は何が凶器になるかわかりません。
被害を最小限にくい止めるため、家庭内での危険防止策は念入りに立てましょう。
そして、落ち着いて行動がとれるよう「いざという時の行動」を十分念頭に入れておきましょう。

家具配置等のポイント

まずは、出入口。
家具が倒れるとドアが開かなくなる可能性が高いので、出入り口付近には大きな家具を置かないよう心がけたいもの。
家具を倒れにくくするには、重いものを下段に入れ安定感を持たせるとよいでしょう。
次に安全地帯の確保。
タンスや本棚が倒れてきたり、電化製品が落ちてきたり、窓ガラスなどが割れて降ってこないスペースを確保しておき、地震が起きたらそこに逃げ転がり込める安全地帯を確認しておきましょう。
そのためには、家具の配置や物の置き場を考えなければいけません。
家具は壁や柱にぴったり付けて配置。
落下防止のために家具などをロープ・針金・ベルトなどで固定し、物が落ちにくいように滑り止めシートを敷いておくと良いでしょう。
眠っている無防備な状態に家具が倒れると危険なので、できるだけ寝室には背の低い家具を置きましょう。
特に、高さが奥行きの3倍以上の家具は危険です。
実際に地震が起きた時に家具がどのように動くかをイメージすると、配置のコツが見えてきます。

家具の転倒防止策

強い地震でタンスの下敷きになったり、また、割れたガラスを頭からかぶる危険があったり、何気ない家財道具が凶器に変わることもあるのです。
家具は金具や突っ張り棒等で固定し、ガラス戸や窓、戸棚のガラスには、飛散防止フィルムなどを使いガラス片が飛び散るのを防ぎましょう。(尚、ガラス戸の飛散防止フィルムは、防犯にも大きな効果があります。併せて考えて下さい。)
こういった防災用品はホームセンターに売られていますので、速やかに対策を実施したほうが良いでしょう。

家具の中身を飛び出させない

地震の時、困るのが家具の中身が散乱すること。
簡単にネジで取り付けることができる扉ロック材(落とし掛け)でストッパーにすると安心です。
扉の内側につけるタイプの扉ロック材(落とし掛け)もあるので、インテリアも損ねません。
オープン棚の場合は、突っ張り棒などを使って棚板にガードをしておきましょう。
ただ、万全ではないので、落ちて危険なものは、扉付きの家具に飾ることをおすすめします。

台風・大雨に備える

豪雨や暴風を伴う台風は、家屋や器物に大きな被害をもたらすことがありますが、進路予測などの情報が得られるため、ある程度の災害は回避することができます。
台風の襲来時には、テレビやラジオ等で最新の台風情報を収集するとともに、危険な場所に近づかないようにします。
また日頃から、避難場所やその道順を把握しておくことや、個人に限らずマンションの組合単位等でも危険管理意識を持ち、自衛策を立てておくことも大切です。

強風で物が飛散しないかベランダ、バルコニーをチェック

台風時には、瞬間的に建物を倒壊させるほどの強風になる場合もあります。
ベランダやバルコニーを事前にチェックし、植木鉢、つるし物、物干し竿等は室内に取り込み、エアコン室外機はしっかり固定しましょう。
万一、強風で飛ばされると、窓ガラスを割ったり、他人を傷つけたりと、思わぬ被害につながります。

車が水没しないように

機械式地下駐車場等、道路面より低い位置に駐車施設がある場合は、台風や集中豪雨時の出水により車が水没することがあります。
一般的に、地下ピットには排水ポンプ等の設備が備わっていますが、処理能力を上回る集中豪雨など万一に備え、出水などの被害を受けない場所を事前に確認しておきましょう。

停電により、エレベーターが止まったら

停電によりエレベーター内に閉じこめられても、エレベーターは通気、換気の配慮がなされ、停電灯もついているので安全です。
慌てずに、インターホンで外部と連絡を取り救援を待ってください。

雨水の浸水に備えて

地震や火事に強いマンションも、台風の際、雨水が吹き込んで、浸水や漏水の被害につながることがあります。
日頃からバルコニーの排水溝まわりに落ち葉やゴミがたまってないかのチェックを怠りなく。
排水溝が詰まっていると、雨水がバルコニーや廊下にたまって浸水し、階下に水漏れの被害を与えることにもなりかねないので注意しましょう。
アルミサッシは、水抜き部分やサッシの溝の部分にゴミが溜まらないように、日頃から掃除を心掛けましょう。

停電や断水に備え、家庭内非常用品の準備を

イラスト:停電や断水に備え、家庭内非常用品の準備を

停電や断水などに備え、家庭内非常用品として、LEDライトやランタン、携帯ラジオ、飲料水、各種缶詰めやレトルト食品、薬品や電池の予備などを準備しておきましょう。
また、断水時には水洗トイレが使用できなくなりますので、浴槽に水を汲み置きしておくとよいでしょう。

もしもに備えて防災グッズの再点検!

万が一に備え、非常持ち出し袋についてご説明します。
日ごろから非常持ち出し袋を準備しておくとともに、年に1度は袋の点検する習慣をつけましょう。

非常用持出袋と備蓄品をわけておこう

非常時、救援物質が届くまでに約3日かかると言われています。
その間を自力で乗り切る量が備えの目安です。
重要なのが、初日を過ごすために最低限必要なものを入れた「非常持出袋(1次持ち出し品)」とその後、数日必要な「備蓄品(2次持ち出し品)」とを区別すること。
非常持ち出し品は、リュックタイプのパックに入れて、すぐに持って出られるように玄関近くに置いておきましょう。
袋の重さは、男性15キロ、女性10キロを限度に用意します。
また、備蓄品は持ち運びやすい容器に入れ、常備しておくことをおすすめします。
以下のチェックシートを確認しましょう。

イラスト:非常用持出袋(1次持ち出し品) イラスト:非常用持出袋(2次持ち出し品)

災害への備えに『やりすぎる』ということはありません。
いつ災害が起こっても大丈夫なように、必ず災害対策はやっておきましょう。

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