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#6

意外と重要!カーテン選び

こんにちは、Good life magazineです。

お部屋に占める割合が大きく、これ1つでお部屋の印象が変わります。
また、素材により長所・短所がありしっかりとした知識が必要です。
自分に必要な機能などをしっかり押さえて最適なアイテムを選びましょう。
今回は『あなたに合ったカーテンの選び方』です。

カーテン生地の素材と機能

カーテン選びの際に参考にしたい素材の種類と機能や特性についてご紹介します。

生地の素材と特性

カーテンは素材によって機能や特性がまったく違います。
素材を大きく分類すると、綿や麻、絹、羊毛といった天然繊維と、ポリエステル、レーヨン、アクリルの化学繊維に分けられます。
それぞれに長所と短所があるので使用する場所や目的、用途によって素材を選ぶ必要が出てきます。
これまでは絹に似た光沢とドレープ性のあるレーヨン製のカーテンが多く出回っていました。
しかし、レーヨンは吊り下げているうちに伸びたり、水洗いすると縮んだりするという欠点もあるため、最近では、家庭で洗えるウォッシャブル機能のニーズが高まっています。
なかでも取り扱いが簡単なポリエステル製がその大半を占めています。
そのほか、遮光性、UVカット、防汚性、消臭性などに優れた機能を発揮するカーテンも続々と登場しています。
カーテンを購入する際には、デザインや柄だけでなく、素材の種類や機能の長所・短所を把握した上で選びたいものです。

主なカーテン生地の素材と特徴

用途に合わせて選べる機能付きカーテン

●形状安定 主にドレープカーテンに施される加工。
シワや型くずれがしにくく、取り扱いも簡単。

●ウォッシャブル 家庭用洗濯機で洗えるカーテン素材。
洗ってもほとんど伸縮せず、色落ちもしません。

●遮光 外部からの光を遮る目的でつくられたカーテン。
プライバシーを保護するので、ひとり暮らしの女性にもおすすめ。

●耐光 強い日射しにさらされても変色しにくい。

●ミラーレース 日中は屋外から室内が見えにくく、室内側からは外が見えるというハーフミラー効果があります。

●UVカットレース 紫外線の透過率を低く抑える機能があります。

●防災 難熱糸の使用や防災加工の施しにより、燃えにくい性質を有するカーテン素材。

●防汚 防汚加工のカーテン。
汚れがつきにくく、汚れても落としやすいので洗濯も簡単。

●消臭・抗菌 生ゴミやペット、タバコなどの不快なにおいを抑える消臭機能があります。

カーテン選びのテクニック

実用面と装飾面で重要なインテリア素材であるカーテンをセンスよく生かして素敵なお部屋づくりに挑戦しましょう。

まずはカーテンをどのように見せるかを決める。

遮断や遮光、外からの人目を避けるという実用性から不可欠なカーテンは室内に占める面積が大きい分、住まいの印象を左右するいちばんのアイテムでもあります。
逆に言うと、カーテンだけでも室内は十分センスよく見せることができるのです。
カーテンを考えるポイントは、まずカタチや掛け方などのデザインを決めること。
閉めたときと開けているとき、どちらの印象を優先するかも考慮します。
カーテンレールを隠したり、バランス・前飾りをつけたり、裾を大胆にデザインカットしたスタイルカーテンにしたり、ローマンシェードにしたりと窓を覆うためだけではなく、光りを美しく取り入れる演出としても考えたいですね。

まずはカーテンをどのように見せるかを決める。

カタチが決まったら、素材と色・柄を決める。

カーテンのスタイルが決まったら次にそのデザインを生かせる素材と色・柄を決めます。
どの機能を優先したいかによって選ぶカーテン素材も変わってきます。
最近では、特に部屋のイメージを統一するため、すべての部屋を同じカーテン素材でコーディネートする方が増えているようです。
色・柄については、部屋を広く見せるためには柄は小さめ色は寒色系の淡色がよいとされています。
カーテンが決まったら、それに合わせてクッションなどの小物を同布などで整えればまず失敗のないコーディネートの完成です。

カーテンのアレンジに挑戦

ちょっとした工夫で自分好みのカーテンに!
ミシンや縫い物が得意でない方でも「両面接着テープ」や「裾上げテープ」で簡単に作業ができます。

上部と下部に布を足すと印象の違うカーテンに変身

上部と下部に布を足すと印象の違うカーテンに変身

裾は継ぎ足す布の長さを考えて切ります。
継ぎ足す布をしつけ縫いをしてから両端をミシンで縫っていきます。
上部はバランスを見て長さを決めます。
図1のように、ハトメを2枚ともにあけ、リボンで結びつけます。

無地のカーテンにリボンで洗練されたカーテンに

無地のカーテンにリボンで洗練されたカーテンに

無地のカーテンは、同系色の濃い色のリボンを縫いつけるだけで洗練された表情に。リボンは端の始末をする必要がないので、そのまま縫いつけたら完成です。

花や星の形のフェルトでかわいらしいアクセントを

花や星の形のフェルトでかわいらしいアクセントを

きれいな色のボイルカーテンには、同系色の少しだけ濃い色のフェルトを花や星など好みの形に切って中心を×印でカーテンに縫い留めます。
花や星が浮き出てかわいらしい表情のカーテンに。

レースのカーテンにプリント生地でストライプ模様

レースのカーテンにプリント生地でストライプ模様

薄いレースのカーテンには、薄手のプリント生地を幅6センチの帯状に切って、プリーツとプリーツの中央に端ミシンをかけながら縫いつけます。
テーブルクロスなどインテリアとあわせるとオシャレ。

色が濃いカーテンにはオーガンジーを足して華やかに

色が濃いカーテンにはオーガンジーを足して華やかに

色が濃いカーテンや重い素材のカーテンは、オーガンジー(平織で透け感のある生地)を手前に縫いつけるだけで華やかにドレスアップします。
スナップや面ファスナーでつけると取り外し可能。
リボンで絞るとよりやさしい表情になります。

自然光を上手に取り入れよう!横型ブラインド

自然光を自由にコントロールできる優れたインテリアが横型ブラインドです。
生活の知恵から生まれたブラインドで快適自在な部屋づくりをしてみませんか。

水の都ベニスが生んだ横型ブラインド

その昔、街中に水路がめぐらされた水の都・イタリアのベニスでは船で人や物資を運んでいましたが、水路沿いの家にとっては水面から照り返す光や、窓のすぐ前を行き交う船からの視線が悩みの種でした。
そこで生まれたのが横型ブラインドです。

横型ブラインド

横型ブラインドの3大メリット

●調光・通風 横型ブラインドは、多数の水平なスラット(羽根)の傾斜角度を自由に調節できるしくみになっています。
直射日光を遮りながら明るさをとり入れたり、風の通りを調整したり、外からの視線も防ぐことができます。

調光・通風

●省エネ 夏は強い日射しを遮り、冬は部屋の温かな空気が外へ流出することを防ぐので、省エネにつながります。
黒は熱の吸収率が高いので寒い季節には最適ですが、夏の冷房効果を高めるには白や明るい色のブラインドが有効です。

●プライバシー保護 プライバシー保護

いろいろな種類のブラインド

●大きな窓には縦型ブラインド 縦型ブラインドは、多数の細長いルーパー(羽根)をレールにつり下げた構造になっており縦長窓や大きな窓 に最適です。
ルーバーを回転させることで日射しや外からの視線をコントロールできます。

●狭い部屋にはロールスクリーン 巻き上げ式のロールスクリーンの特徴は、自由な高さで止められることと、巻き上げた時にコンパクトなパイプ状におさまることです。
レース調や竹や和紙を使ったものなど生地や柄の品揃えも豊富で、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

お部屋に占める割合が大きいアイテムだけに意外と慎重に選ぶべきアイテムがカーテンです。
その分、気分転換にガラッとお部屋の印象を変える事ができるアイテムでもあります。
季節によって変えるなど、いろいろな使い方をしてみましょう。

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