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くらしのコツ
#4

ワンランク上のインテリア術

こんにちは、Good life magazineです。

日々の暮らしの中でどんどんモノが増え、いつの間にかゴチャゴチャしたお部屋に・・・。
そんな中でも、おさえるところをしっかり意識することで素敵なお部屋を維持・構築できます。
今回は『基本をおさえて、すっきり広く!』インテリア術をご紹介いたします。

部屋を広く見せる8つのテクニック

今からでも出来るお部屋を広く見せるテクニックをご紹介します!
家具の配置や色使いなど、ちょっとした工夫で、実際より広く見せることができますよ。

1.色を統一する

色を統一する

色を統一すると、広々とした印象の部屋になります。
ベースカラーは2色までに抑えましょう。
濃い色は下に薄い色は上に配置すると、部屋全体のバランスが良くなります。

◎色の持つイメージ 色にはさまざまな表情があり、人の心理に影響を与えます。
赤や黄色の暖色は暖かく、青や青緑の寒色は冷たく感じます。
これらをうまく利用して日があまり入らない部屋には、暖色のカーテンを蒸し暑い部屋には寒色のカーテンを選ぶと、お部屋のイメージが変ります。
寒色には気持ちを落ち着かせる沈静効果があります。
暖色でまとめられた部屋と寒色でまとめられた部屋とで会議を行った場合、暖色の部屋では話がうまくまとまらず、寒色の部屋では穏やかに話が進められたとの研究結果もあるとか。
気持ちを静めたい寝室は寒色で会話を弾ませたいダイニングやリビングは暖色でまとめるといいでしょう。
青があまり好きでない場合は緑色でもいいようです。

◎カラーコーディネートのコツ 色の調和にはいくつかのパターンがあります。
パターンによって与えるイメージも変ります。
色の三原色と呼ばれる赤、青、黄色を使うと、お部屋は軽快なイメージに仕上がります。
広い面積で多用するとバランスが悪くなるため、アクセントとして使うと効果的です。
たとえば、床や壁はベージュなどのニュートラルカラーにしてソファやクッションに赤や黄色を使うというように。
とはいえ、色の組み合わせはなかなか難しいもの。
近似色でまとめると、失敗がなく上品なお部屋に仕上がります。
赤の場合、その隣の色にあたる橙や赤紫が近似色。
たとえば、赤のベッドカバーに赤紫のクッションというようなコーディネートは上品で可愛らしい印象を与えます。

2.ゴチャゴチャした部分は隠す

ゴチャゴチャした部分は隠す

キッチンや小物を収納している棚などは、物が多くてゴチャゴチャした印象を与えます。この部分は、スクリーンやカーテンを使って隠すと、すっきり整頓されて見えます。

3.丈の低い家具を選ぶ

腰の高さ程度の丈の低い家具を置くと、自然と目線が低くなるので、天井を高く感じ開放感が得られます。
本棚などは、高さがあるものより横に並べるものがおすすめです。

◎不揃いの家具を美しく見せる 色や素材デザインが揃えられた家具は、統一感があり部屋がとても美しく見えるものですが、必要に応じて買い足す家具はなかなか理想通りにはいきません。
できるだけ家具のテイストを合わせることはもちろん大切ですが、高さと奥行きの段差を揃えることで、美しい配置が可能です。
わずかな高さの違いは、家具の下にレンガまた古本を紙に包んだものを敷いて調整すればOK。
高低差が大きい場合には、低い家具の上に棚やグリーンを置いたり絵を飾ったりして視覚的に高さを揃えるようにすると全体がひとつにまとまってきれいです。
奥行きが違う場合は浅い方の家具を壁から離して前面に揃えるか、手前にグリーンなどを置いて段差をなくします。

丈の低い家具を選ぶ

4.目線を遮る物をなくす

目線を遮らないようにすると、部屋は一気に広く見えます。
リビングとダイニングに仕切り戸があれば、取り外し全体を見渡せる部屋にしましょう。大きな鏡を置くのも有効です。

4.インテリアのスケールバランス

インテリアのスケールバランス

◎大きさのバランスを考える インテリアコーディネートで大切なのは、数多くの色やかたち、大きさのものをバランスよく配置する「スケール」感です。
部屋に配置した家具に何かおさまりの悪い印象・違和感を抱く場合、スケールバランス(複数のものを組み合わせて配置したときの大きさや容量感のバランス)の悪さが原因ということも考えられます。
たとえば、ソファの上に掛けた絵がソファの大きさに対して極端に大きすぎたり重厚感がありすぎたり、また逆に小さすぎたりする場合や、ソファの左右どちらか側にものが集まって重たい印象になっている場合などがあり、いずれも落ち着かない印象を与えます。

◎三角形を意識した配置 バランスの基本には、シンメトリー(対称形)とアシンメトリー(非対称形)の考え方があり、ゴシック建築に代表されるシンメトリーには落ち着きや重厚感が、書院造りや茶室のようなアシンメトリーには動きがあって日本人らしい美意識を反映させることができます。
まとまりのよい配置のコツは、三角形を意識すること。
家具を置いた床を底辺として、シンメトリーなら二等辺三角形にアシンメトリーなら直角三角形におさまるように配置すると、ベストバランスになります。
小さなものはボリュームに欠けるので、スケール感を出したい場合は寄せ集めてグルーピングするといいでしょう。
気をつけたいのは、同じ大きさのものでも、色やデザイン奥行き等でスケール感が変わってくること。
部屋の大きさという全体のスケール感がもっとも重要です。

三角形を意識した配置

6.置くものを最小限におさえる

普段あまり使わない物は、見える所に置かないこと。
目隠しのある収納スペースを作っておくと便利です。
サイドテーブルなども収納が楽な折りたたみ式がおすすめです。
置く物を最小限に抑える事が部屋を広く見せる基本中の基本です。

7.平面を多く見せる

平面を多く見せる

家具を配置した時に出来る壁面の出っ張りは、部屋を狭く感じさせます。
できるだけ凹凸をなくし平面を多くつくりましょう。
家具のあるスペースと何もないスペースとのメリハリをつけるとすっきり見えます。

8.照明にも気を使って

照明にも気を使って

シーリングライトは、天井などの高い位置に付ける照明なので、部屋全体を均一に照らし空間を広く感じさせる効果があります。 部屋の用途に合わせて照明を選びましょう。

いかがだったでしょうか?
8つのテクニックを普段から意識することで、ワンランク上の素敵なお部屋が出来上がります。

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