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くらしのコツ
#42

電力の基本と美しい配線のコツ

こんにちは、Good life magazineです。

容量の大きな電気製品を使ったらブレーカーが落ちてしまったという経験はありませんか?
電気のことをよく知って正しい使い方をマスターしたら、電気代が安くなったり、インテリアを損なう配線を美しく隠せたりと、より快適な住まい方ができるようになります。
そこで今回は、『電力の基本と美しい配線』を紹介します。

電力の基本と美しい配線

電力の基本を知って、美しい配線も実践してみましょう!

必要な電力量を知る

各家で使用できる電流の大きさ(契約アンペア)を越えるとブレーカーが落ちて家中の電気が切れる、という仕組みは皆さんご存知だと思います。
アンペア数が足りない場合は電力会社に連絡すれば上げてもらえますが、当然基本料金も上がります。
また契約アンペアの範囲であっても電気が切れてしまっているということがあります。
これは各部屋に割り当てられた電気量(分電盤の右側に並んだ黒い小さなブレーカー表示)を超えたことによるもの。
1ヵ所のコンセントで使用できる電気量は通常15Aですから、それを越えないよう使う電気の量をあらかじめ計算して分散するなど、正しく安全な範囲で使うことが大切です。
そうすれば、契約アンペアを上げる必要はなかった、高い電気料を払い続ける必要はなかった、ということもあるのです。

●アンペア数の計算方法
W÷100V=A
(例)120Wの冷蔵庫=1.2A
   1300Wの電子レンジ=13A
※ものを温めるヒーター系の家電は電気容量の大きなものが多いので、キッチンなどは特に注意が必要です。

●タコ足配線
タコ足配線は、タコの足の数ではなく1ヶ所のコンセントからどれだけ電力を使っているかが問題。
使用頻度によりグループ化してカラーリングなどをすると、やむを得ずタコ足になっても、同時使用でブレーカーが落ちることを防ぐことができます。
コードの行先と使用電力量をつけておくといいでしょう。

配線コードを美しく隠す

家具のレイアウトや家電の使いやすさを優先するとどうしても余ってしまうのが家電や延長用のコード。
見苦しいからと折り畳んだりすると、曲げた箇所からの電気抵抗が増えて使える電気量が減ってしまいます。
インテリアをより美しく完成させるなら、電話線モールやワイヤープロテクターなどの配線カバーでコードを隠すことをおすすめ。
壁面用、床面用、コーナー用と種類もサイズもいろいろなので、敷居のようにドアの下を通ることも可能です。
木目調、幅木タイプなど、色や質感も数種類から選べます。
さらに周囲に溶け込むような塗装をしたり、壁紙を張ったりすればコードを隠す効果は絶大です。

●配線コードカバー
ホームセンターなどでいろいろな種類のものが売られています。

電源ケーブル収納法

あらゆる機器の電源をはじめ、携帯電話やデジカメなど充電用電源類をすっきりきれいに収納できる面白便利グッズや方法をご紹介します。

マグネット付、電源分配器やボックス型充電分配器

パソコンの背面などちょっとしたスペースに電源を確保できるマグネット付電源分配器や、2列に並んでいて、ケーブルの流れる方向をまとめやすく、省スペース化が図れるボックス型電源分配器などを利用すると、すっきりと片付きます。

そのまますっぽり入るケーブルボックス

垢まみれの電源部は、しばしば火災の原因になります。
安全面からもおすすめなのが、ケーブルボックスです。
素材は、難燃性樹脂なので燃えにくいつくりになっています。
箱の中には、市販の電源分配器がそのまま入るのでとても便利です。

ひとまとめにできる充電ステーション

気がついたら増えているデジタル小物の充電器を、ひとまとめにしてくれるのが、充電ステーションです。
中には、電源分配器とケーブルをまとめる金具が入っているので、見た目もすっきり。
整理整頓に便利なアイデアグッズです。

いかがだったでしょうか?
自分が必要な電力をしっかりと把握して、効率的な配線を心がけましょう。
美しい配線は、見た目だけではなく安全性などにも効果的です。

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