“ちょっと”たのしくなる
くらしのコツ
#1

その部屋、冬準備できてますか??

こんにちは、Good life magazineです。
冬の気配がする時期です。いかがお過ごしでしょうか?

今回は、お部屋の大敵“結露”への対策と、
お部屋があったかくなる簡単窓断熱のススメです。

  • 冬の大敵!結露対策
  • プラダンで簡単窓断熱

いつのまにか窓がびっしょり・・・ちょっとしたコツで結露防止!

朝起きたら窓や壁に結露が、なんてことにびっくりすることはありませんか?
結露のメカニズムを学び、予防対策をして、気持ちのいい空間で、爽やかに暮らしましょう。

Q1. 結露するとカビちゃって困る・・・なんで結露するの?

A1. 室内と屋外の温度差が主な原因です。

空気には、ある一定の水(水蒸気)がとけ込んでいます。湿度○○%というのは、空気中に含まれる水分の割合です。温度によって含まれる限界値が違います。例えば温度20度のときは14.8g/㎏、温度10度のときは7.6g/㎏です。だから水蒸気の量が同じでも部屋の温度が下がると限界を超え、超えた分の水蒸気が水になってしまいます。これが結露という現象です。北海道などの寒冷地では、家全体を均一に暖める「全館空調」が多いようですが、九州などでは、その部屋だけを暖める「個別空調」が一般的ですので、部屋ごとの温度差が大きいとそれが結露の原因にもなります。

Q2. マンションだと結露しやすい気がするけど・・・気のせい?

A2. 「高気密高断熱化」により結露しやすくなっている可能性があります。

元々、マンションは戸建住宅と比べて高い気密性がある上に省エネ化により、
さらに「高気密高断熱化」が進んでおり、いわゆる「魔法瓶」か「冷蔵庫」の中で生活しているようなものです。
そのような部屋で、部屋を締め切り、洗濯物を室内干しにし、換気扇も回さないような生活スタイルを行うと、結露の危険性が大いに高くなります。

結露しやすい場所

Q3. 結露の予防ってできるの?

A3. はい。「換気」が重要です。4つのコツで結露予防!

[コツ1:換気扇は常時換気]
自然換気がしにくいマンションでは、台所か浴室の換気扇で常時換気をするのが、結露を防ぐ注目の対策です。
(上村建設物件には平成8年以降、24時間換気エアフロー機を標準設置しています)

[コツ2:水蒸気が発生する場合は換気扇を使用]
お湯を沸かしたり、洗濯物を部屋干しする時は、同時に浴室の換気扇を回しましょう。
水蒸気の発生源の近くで回すのが原則です。窓などを少し開けて給気口を確保します。

[コツ3:押し入れやタンスの空気を入れ替える]
晴れた日には時々、押し入れやタンスの扉を開け空気を入れ替えましょう。また壁際に家具を置くときは、空気が流れるように、壁から少し離します。除湿器や除湿剤を使うのも結露防止にはとても有効です。

[コツ4:浴室を乾燥室にする]
室内干しは、浴室で換気扇を回しながらすると湿気対策にも有効。サッシの小窓等を開けて給気を確保します。
小窓は、換気確保のセキュリティ対策・プライバシー対策としても抜群です。

プラダンで簡単窓断熱

今回は、窓用断熱プラダンシートの設置方法をご紹介します。プラダン(プラスチック段ボール)とは、ポリプロピレン樹脂(PP)を原料とし、中空構造のため軽く、衝撃や水、熱に強いのが特徴です。プラダンを窓ガラスに貼り付けると、外からの冷気の侵入を少なくし、暖気を閉じ込める断熱効果が期待できます。

プラダンの断熱性はどれくらい?

プラダンはすぐれた断熱性があります。通常、「窓ガラス」は熱を通しやすく(熱伝導率:0.55~0.75)、これに対し、「プラダン」の原料であるポリプロピレンは熱を通しにくいので(熱伝導率:0.17~0.19)ガラスの約3~4倍の断熱性があります。加えて、「空気」は極めて熱を通しにくく(熱伝導率:0.024)プラダンは断熱材としてとても有効です。
また、冬の断熱効果だけでなく、夏は外からの熱の侵入を少なくし、室内の冷気を閉じ込めるので、エアコンの節電にもつながります。尚、中空構造のため、光が屈折し、(明るい)目隠しにもなります。

※熱伝導率の単位はW/mK(ワット パー メートル ケルビン)です。

プラダンシートの取り付け方(テープでの固定方法)

注)両面テープは、透明で貼りやすく剥がす時に壁紙を傷めない再はく離のものを。
ただし何年もそのままにしないでシーズンごとの張り替えをお勧めします。

●3ミリシートは、はさみでもカッターでも簡単に切れます。
押し込むと鍵の下にシートが入ります。

●5ミリシートは、カッターを数回なぞり少しずつ切ります。
鍵の部分は切り落として使います。

●切断の際は、床やテーブルを傷付けないように下敷きや台をご考慮ください。

貼り付ける窓の大きさを採寸します

プラダンシートに目印を記入していきます

カッターやはさみで目印にそってカットします

両面テープをプラダンに貼り付けます

窓にきっちりテープで固定して、貼り付けます

冬対策、していきましょう。

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